2月 さてさて、次回モントレー第2弾 ハーン・ワイナリー 〜Hahn Winery〜 のご紹介
モントレーの先駆者&ピノ・ノワールの名手
1970 年代にドイツ系スイス移民のニッキーとガビー・ハーン夫妻が設立したワイナリーです。
当初、カベルネを植樹し、ワイン造りを始めましたが、寒流の流れる太平洋や海底深く冷たい海水を湛えるモントレー湾の影響を受けるこの地域特性から、1980 年代に入りより冷涼な環境で力量を活気するピノ・ノワールとシャルドネに改植しました。
1988 年、この地域のポテンシャルを確信したニッキーは、サンタ・ルシア・ハイランズ(SLH)を AVA に認定してもらう活動を始め、遂に1995 年にAVA に認定されました。
現在、サンタ・ルシア・ハイランズはピノ・ノワールを筆頭に高級ワインの名醸地として広く知られています。
今日、ハーン・ファミリーはモントレー・カウンティに6 つの自社畑を所有し、SLH に4 自社畑260ha、その南に広がるアロヨ・セコAVA に2 自社畑184ha の畑、合計444ha の自社畑を所有しています。
この内140ha はピノ・ノワールが植えられ、SLH 全体のピノ・ノワールの畑の12%を占め、一番のシェアーを持つワイナリーです。
また、この地域では一番豊富なクローンの種類を持ち、現在21 の異なるピノ・ノワールを栽培しています。
多様性のある土壌、気候、斜面の向きによる日照量、クローンの組み合わせが他には真似のできない素晴らしいピノ・ノワール造りを可能にし、そのピノ・ノワールはそれぞれの自社畑のテロワールの個性を表現しています。
この地域では、カリフォルニアの他のブドウ栽培地域より約25 日生育期が長くなり、その結果ブドウは豊富なフレーバー、深み、骨格等を持ち合わせ、凝縮感のある素晴しいワインを生み出します。